曇り／1008hPa／体調：そこそこ
ちょっと体調が良くなったので嬉しい。結果として空いた時間でなにをしたのかというと、凄い勢いでモンハンやっちゃっただけだったんですけど……。
日本SF大会だったようで星雲賞が『月とライカと吸血鬼』になったそうで。僕は星雲賞には権威がない（なぜならファン投票にすぎない星雲賞に権威があるとしたら、星雲賞に投票するSFおじさん達が権威になっちゃいますからね）と思ってるんですけど、星雲賞をなにが取るのかはわりと好き。
『月とライカと吸血姫』、時代性があるしこれがきっかけで読まれるとしたらけっこう嬉しい。冷戦時代をモデルに、人間とそうではないが夢を共有する隣人を描くことが現在につながっていると思う。その象徴はヒロインのイリナではなくむしろレフ・レプスだと感じているんですよね。
レフは最初から差別心を持っていなかったわけではなく、自分を変える事に成功した人間であるし、その背景には単純な恋や友情だけではなく「科学がつかんだ夢を共用するすべてのものへの仲間意識」がある。それがあるから彼は宇宙飛行士、そして「物語におけるヒーロー」である事が成立している。知る事で自分の問題を克服し、知らせる事で人々の問題を解決させようと決断できる。掛け値なしにいい主人公だと思う。
観た。
『惑星のさみだれ』8話
南雲さんたちを好きにならざるを得ない回。なんで突然こんなところで脈絡なく快楽通り魔が出てくるんだ？？？？ この文脈がわかんないけど腕力で納得させてくるの、最高に水上悟志作品と言う感じ。この「突然」が出てくるの、ゼロ年代コンテンツの殴り方なんですよね。でも実際キャラクターの説明が早いんですよね。この速度と密度で出てくるのかなり凄い。
来週、アニメにあたって尺の都合でカットされても文句が言いづらい『惑星のさみだれ』最大の問題児カジキマグロ騎士！ 素直に嬉しい。
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