2022/08/28

曇り/1017hPa/体調:そこそこ

久々にリア友と会ったら色々あったはずなんですが、だんだんと「ドンブラザーズはヤバい、おかしい、狂っている」「ちいかわはヤバい、おかしい、狂っている」みたいな事を繰り返し繰り返し話し続ける機械になってしまった自分がいた。

仮面ライダーリバイス、本編事態にも色々言いたいことがないわけではないのだけど、乱立したフラグをどんどんと整理しようと言う終盤の意欲はけっこう好きだったんですけど、最後の最後で出てきた「物語とは全く関係のない、現実の人物、有名サッカー選手キングカズ」なに?????????????????? これだけは許さないよ。

僕はフィクションを浴びるためにフィクションを接種しているわけでして、現実の人物がいい事を言ってるのをみたいわけじゃないんです。フィクションにおいてフィクションより現実が上に来るような事があってはいけないでしょ。メタ構造だからなにやってもいいわけじゃないぞ。「フィクションとしての結論」を最優先してくれ。それができなかっただけで、リバイスの一年は台無しだと思う。半日経ったら落ち着けるかと思ったら全然そんな事なかった。

すごく悪い例だと思うけど、ここで出てきたのがサッカー選手ではなく仮にですよ、仮になんですけど佐藤健や菅田将暉ならまだ「まあメタだな……」と思うし、もしこの作品がサッカーを主軸にした作品なら「まあスポーツ漫画に時々リアル選手でてくるよな」とかギリギリ思うんですけど、仮面ライダーリバイスにおけるサッカー、別に構成要素として重要ではない、なにかのシンボルですらないですからね……。本当になんだったんだ。フィクションに現実をだすな……。

観た。

『劇場版響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』

劇場版響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

『響け!ユーフォニアム』と言う長編本編で一番「純粋に戦力が足りない年度」でもある久美子2年生編を扱った作品。原作読み通してしまった人なので冒頭の演奏シーンでもう泣きそう、夏紀・優子がギター・ベースの映像見せてくれるの神ファンサ……。

全編に渡って「密度が高い描写」が多い。下手に描くと何十分もかかるような場面を、ほんの数カットで見せてくるんですよね。これは原作段階でも文章あたりの情報量が多い作品なのでってのもあるけど。正直、この話が100分で終わると思ってなかった。こうして見ると、久美子が「なにを優先するのか」の順位づけをおそらくは意識的にやっているのがわかってだいぶ怖い。魔性だよ。

黄前久美子はおそらく「優先順位」がかなりはっきりしている思考ができる人物で、それは「なあなあですませる」みたいな側面にも繋がっているんですけど(久美子にとって優先される事じゃなければ、そこにリソースを割かないから)吹奏楽の実力をもたらしているし(そもそも久美子にとってユーフォニアムを吹くことより優先される事柄はない)、そんな高校生滅多にいないから(大人にもそんないない)下級生たちが頼ってくるようになっている。

しかしそれらを踏まえてもなお、この映画で一番「こうなりたい人」は中川夏紀なんですよね……。中川夏紀のあり方が一番強いんだよな。なれない自分を感じる。

正直この引きから事件を経て続編を待ち続けられている人達、本当に凄いと思う。僕がもしユーフォをリアタイで視聴できる環境にあって見ていた場合を考えると言葉もない。

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