2022/11/05

晴れ/1020hPa/体調:ほどほど

8時間くらい寝るとさすがに体調が違うので、やっぱり人類はもっと眠っていいように世界のシステムを考え直したほうがいい。労働を辞めるとか。

読んだ、観た。

『孤独なバッタが群れるとき 『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1』

この本面白いけど、この本を『呪術廻戦』芥見下々先生おすすめ!で売ろうとしているのはさすがに無理がない?! 呪術廻戦の主要読者層はあんまりバッタの研究に興味がないと思うよ!

エピソード1とある様に、前野ウルド浩太郎先生が人気が出る前に書いた本での新書判、10年ぶりの再編集バージョンです。内容としては妙に文体が砕けている以外には「ずっと研究室でバッタの研究をしている人の研究記録」でしかないので『バッタを倒しにアフリカへ』のような娯楽性はほとんどありません。ほぼすべて「実験」「研究」「データ比較」「論文」「師匠と相談する」です。アカデミックな面白さは保証されます。

『バッタを倒しにアフリカへ』読者の方にはおなじみ、前野ウルド浩太郎先生の珍妙な行動や突発的な異常なまでの思考の冴えだけでも楽しく読めるってのはあります。「そこを疑問に思って全部調べる研究者こわ」と言う感覚を最初から最後までずっと味わう事ができますね……。

師匠である昆虫学者田中誠二先生のキャラが強すぎる。読書していて想定される師匠キャラの強さではないんですよ。師匠キャラでありながらドラえもんと真田さんの要素を併せ持つみたいな超人キャラに見えてくる。「こんな便利はものはないだろうか」「あるよ」じゃねーよ「こんなサンプルがほしい、先生が持っていた」じゃねーよとなってしまう。フィクションで出してはいけないレベルの強キャラ師匠。思わず師匠の本はないかと調べてしまったんですが、論文や学術書しかないですね……残念。

『惑星のさみだれ』17話

惑星のさみだれ

「とにかく話がおもしろい」のでアニメとしてはけっこう虚無なのについ見入ってしまった。

「まるで子供のような泥人形」を二種類同時に出した上で、「子供からヒーローになろうとしている雨宮夕日と東雲半月」「彼らに守られた子供たち」を描いた上で、「太陽が誰のためになら戦えるのか」をやった上で「始めての戦う男がお前だ、太陽」の台詞でしめるのはやっぱり作劇が良すぎる……。一つのエピソードで「誰がなんのために大人になる必要があるのか?」を複合的に描きまくっていて、さらには「大人はいつだって頑張っている」のも提示しまくっている。大人のままならなさから逃げてないんですよね……。

https://mobpsycho100.com/1st/news/index00810000.html アマプラにあったのでなんぞ? と思っていたら、イベント限定で販売したやつの配信だったようです。基本的にはモブサイコ100の一期の総集編なのですが、すべては霊幻師匠の口から語られた物語であるという改変がくわえられたため、大量の新規カットを追加、そのほとんどすべてが霊幻師匠がモブなどの代わりに戦っているクソコラ映像という狂った作品です。これで面白いの困る。

もう一個、二期直後に発表されたOVAのやつも入ってました。こっちは霊幻師匠虐映像。ちょっと師匠がひどい目に会いすぎであまり好みではなかった。25分くらいしかないので、モブサイコの追加接種がしたい人向け。

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