2022/11/13

雨/1007hPa/体調:よい

推しがYahooニュースになっていた。

たぶん部屋の何処かにあると思うんですが、モバイルバッテリーが見当たらなくて困っております。今までなくしたことがなかったので、「あんなものが一体どこに行くんだ?」と自分で首を傾げている。

なくても生きていけるんですが、ないと不便なので、今度のブラックフライデーセールのときになんか一個買い足すか……? こうしてセールのたびにモバイルバッテリーを買い足している変な人になるんだな……。

観た。

『映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』

ハートキャッチプリキュアは紅白に出ていたまだ幼いキャラが多い時期の水樹奈々が主演した、お茶の間でも有名な水樹奈々の風格をもたらした出世作としての側面があると思うのです(ここまで前振り)『映画ハートキャッチプリキュア!』はもはや完全に『主演:水樹奈々、ゲスト悪役:藤原啓治』として宣伝して大丈夫なレベルの力作で、水樹奈々の演じる役割も「カッコいいヒーロー」に足を突っ込んでますね。

そもそもつぼみの「色々ハンデがあっても、努力で人は変わっていける、気弱な自分でも、自分の大切なところは変えないままに、強い自分に変わっていける!」と言うキャラ性は今となっては完全に水樹奈々の人間性とマッチしているあたり役。

『花の都でファッションショーですか!?』をサブタイトルにしておいて、ファッションショーで訪れたパリの街を舞台に狼男の少年とのふれあいと、正真正銘最強の敵との激突エピソードとは思わないよ。格闘シーンで顔面の殴打は禁止って聞いてたんですけど、アイアンクローからの叩きつけや壁ドンからの首絞めOKなのなに????

序盤、心の花を奪われたルーガルーとの接触シーンだけで「いかなる問題を抱えているキャラがゲストヒロインなのか」を示しつつ、マントを纏って空を飛ぶキュアブロッサムの台詞で作品内のスタンスを提示するの、脚本の省略術として抜群にうまい。

その後の展開もルーガルーあらためオリヴィエとの交流場面でのハートキャッチプリキュアチームの人間性の真っ直ぐさのアピールなどもそつがないですね。モン・サン・ミッシェルを始めとするパリの街並みの美術も鮮やか。

つぼみの決め台詞たる「堪忍袋の緒が切れました!」が出てこないんですけど、これはたぶん映画の主題の一つが「怒りと悲しみを受け入れる」だからなんですよね。本編とはテーマが違ってくるのを表現してるんだと受け止めてる。

そして悪役たるサラマンダー男爵があくまで自分の復讐を止めることはなく、憎悪に身を任せると言うのもいいし、人の心は言葉だけでは変えることができないとドラマで提示するのも強いんですよね。だからハートをキャッチっするのだ、ハートキャッチプリキュアなのだからの巨大プリキャうフォームで堂々の正拳突きを繰り出すのすっっっっっっげえ水樹奈々が主役の話っぽかった……。

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