2022/11/30

曇り/1020hPa/体調:ちょい疲労感

ハートキャッチプリキュアが大傑作だった。最近のプリキュアを見て楽しかったから見る気になった僕は、プリキュアの本編はもっとこう、話が丸いイメージでいました。ハートキャッチプリキュア本放送時も明るく元気そうな雰囲気が強調されていたし、歴代の中でも人気キャラだというエリカは完全にギャグキャラとして扱われていたし。

実際に見てみたら「主人公プリキュア:水樹奈々 先輩プリキュア:久川綾 ダークプリキュア:高山みなみ 映画版ボス:藤原啓治 TV版ラスボス:緑川光」あたりのキャストを見て受けるイメージそのままの話なんですよ、ズルすぎる。こんなものリアタイで受けた子供たち、人生観変わっちゃうでしょくらいの出来栄え。

地球サイズに巨大化した緑川光を地球サイズに巨大化した融合プリキュアで迎撃する絵面が面白すぎるんですが、その前段として「あなたの憎しみが消えないのは、まだ我々(世界)が未熟であり、あなたが人を憎まなくなるほどの愛が足りていない」と言う主旨の発言から無限の愛を象徴するフォームに移行するの印象的でした。作品の中で貫かれている「自分を好きになるのに、自分を変えるのに、かつての自分を否定する必要がないよ」はここでも適用されるんですね……。美しいと思う。

まさかこんなに僕が見たかったヒーローの物語が出てくるなんて思ってなかったんですよ。ラストバトルに至って、ついにプリキュアたちが言葉で語る事をせず、思いを込めた叫びの演技だけで全員の結束を見せるのあまりにも強すぎる。マジにこういうのが見たかった。キャラの魅力も高く、ハズレ回もとくになく、ずっと面白い。いいものを見た。

このコンセプト、正解の一つだと思いました。オープンワールドゲームは観光ゲームとして遊ぶ人も相当に多いですし、世界のあちこちにコーデの力を使って工夫してパズルを解き明かすタイプのゲームはきっと面白いですし、なにより世界の好きなところで好きな大量の衣装を組み合わせて服を着て自撮り、絶対に楽しい。絶対に正解だと思う。と思ったらゼルダBoWの関係者までスタッフにいるみたいですね。本気度がすごい。

なんかむっちゃミラクルニキ関係のツイートがRTされ続けているのですが

ストーリーの根本としてはやはり暴力の否定があると思います。暴力を否定すると言う意思を示すには、目の前で起きた暴力を解決する必要性がありますからね。ミラクルニキシリーズで起きているあらゆる悪い事件は、それをニキそしてプレイヤーは否定する側である事とセットで考えていいと思うのです。ファッションを楽しむことの楽しさを描くにも、その反対のことを描く必要があるわけで、ルッキズムを避けては通れない……というのも描かれている。僕は誠実なのでシャイニキシナリオが好きですね。

観た。

『チェンソーマン』8話

チェンソーマン

改めてオープニングのアクションは完璧だと思うので、作中のアクションもあんな感じで頼む。姫野先輩の消失まで。最初の姫野先輩が酒持って歩いているだけのところのワンカットカメラが異常だったの、さすがにそんなところに力をさかんでもと思った。今週は不満らしい不満はまるでなく、ずっと純粋に映像美を楽しめる感じでしたね。このシーンに限らずパワーちゃんがこんなに静かに発声している印象がなかったので、けっこう驚きました。全体的に早川くんの絶望ヅラに力が入っているのも印象的。完璧に視聴者を殺す顔だよね。

アキくんがこの顔をする回でタイトルが「銃声」なの、思うとキツいな。

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