2023/01/03

雪/1018hPa/体調:食い過ぎ

やだよー休みが終わるのやだよ―。ちょっと体調も辛いな。胃酸過多なのを感じるので、基本的には食べ過ぎの気がするんですけど。でも気圧の変化の表を見ていると「具合が悪くなりそうな山」「具合が悪くなりそうな谷」を交互に繰り返しているみたいな天気だったので、それで体調を崩しただけって事もありそうです。

明日から労働だし、週末にはワクチンを打たなくてはいけないので、ここで踏ん張って調子を整えよう。メンタルの落ち込みも少し調整しないと。

読んだ、観た。

『恋する化石』

めちゃんこ面白かった。

安定の土屋先生の古生物本。表紙からして「恐竜の化石に残る性差痕跡の話とか、あるいは営巣周りから伺える求愛行動関係の話が中心なのかな」と思ったんですが、そうでもなかった。古生物卵のエキスパートである田中先生やキリンの木村先生なども監修してます。

大きく分けて「恐竜の話」「アンモナイトの話」「絶滅魚類の話」「哺乳類の話」「介形虫の話」あたりです。恐竜の話はさすがに知っている話題も多かったのですが、アンモナイトから全く知らない痕跡の話が多くて面白くなりました。このコンセプトなので生殖器の痕跡の話が多かったのですが、不勉強なジャンルなので知らない話がどんどん出てくる。血道弓や骨盤の話は頭にあったけど、ペニスの痕跡だと思われるようなものがこんなにあるなんて(そしてそんなにあっても特定できていないなんて)思ってなかったですよ。

で、僕は介形虫(カイケイチュウ)については完全に素人で、定義もわかってなかったくらいなんですよ。甲殻類に含まれる、いわゆるカイミジンコ(ミジンコではない)なのね。これが性を有する事を確認できる最古の動物のグループなるほど……と思って読んでいたら、数行ごとに「はい?」「なんて言った?」「それまじ?」みたいなツッコミを入れながら読む羽目になったんですよ。こんなところに多様性がある生物なんていたの?????? 詳しくは、読んでくれ!

『DIY』9話

せるふの成長を描くための回と言っていいかな。これまでのせるふって努力をしている痕跡があんまいんですよね。勉強ができるように見えないって言うの、これはおそらく『努力をしている痕跡を感じない』と言う話でもあるはずなんですよね。成績がいいようにみえるやつ、勉強ができるやつではなく勉強をしているのがわかるやつだから。しかしせるふは影で無茶苦茶努力しているタイプかもしれない、勉強もめちゃんこしているかもしれない。なぜならDIYにもこんなに一生懸命、向き不向きはあるにしても……と言う。

これを周囲で理解しているのはぷりんであるのも示唆されているのが綺麗。ぷりんはせるふの解像度が高いので「きっとせるふは努力しているし、その証明をするし、それにはこういう手段を獲る」まで言えるんですね。DIY部のみんなはそれを理解したし、それを行動で示すことにも成功している。DIYで今のところ一番いい話だと思いました。

『DIY』10話

すっかり部長とぷりんの事が好きになってしまった。DIYってどういうものなのかの精神的な話でもあるのかな。お金をかけず、材料を集め直そうと言うパート。個人的には「コンコルド効果であるのは承知だが、今までの投資が台無しになるのがかわいそう」と言う気持ちが先に立って、こういうパートあんまり感情移入が得意ではないです。なんだかんだ最後に大人の助力があるのも「子供たちの意向を聞いてから動いた方がいいのではないか」と言う気持ちになってしまう。これもまた大人の都合なんだろうな……。

次は「ぷりんがずっとみんなを見ていた」「せるふはぷりんが来るのを待っている」が可視化されるパートなのかしら。

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