2023/01/08

曇り/1020hPa/体調:わるめ

色々あって今余裕ないんで雑に感想だけ。

観た。

この映画はアガサ・クリスティーに強い影響を受けたミステリ映画なんですけど、ネタバレを避けた予告編を作ったりしているうちに「どう言う層に届くべき映画なのか」を見失ってマーケティングに失敗している気配を感じたので、あえてちょっと最初の30分位までのあらすじについて触れます。なにせ本作は倒叙ミステリの形を取っているのですが、誰の視点で倒叙してるのかすら全然予告で自分がわからなかったので……。

まず少し作風について触れておくと、この作品は明確にアガサ・クリスティ、あとはバークリーあたりの影響を受けていると思います。また日本国内の小説家の作品だと、超能力関係のないタイプの西澤保彦っぽさがあると思います。この辺を聞いて「お」と思った層に届けばいいなと思います。

公的なあらすじは以下の通り。

世界的ミステリー作家にして富豪のハーラン・スロンビーが85歳の誕生日を迎え、家族が集う中、ニューヨーク郊外にある彼の豪邸でパーティが開かれる。ところが翌朝、ハーランは遺体で発見される。そこに現れる探偵ブノワ・ブラン。匿名の人物から依頼を受けたその探偵は、ハーランの死を殺人事件と断定し、関係者全員の秘密や嘘を暴いていく。

公式ウェブサイトより

どっこいこの映画、基本的には倒叙ミステリの形式を取ります。実はハーランを殺害……と言うか、医療事故を起こしてしまったのは専属看護師のマルタ。彼女はこの館でもっとも殺人に無縁そうな善良な人格を持ち、さらには「嘘をつくと嘔吐してしまう」というとんでもない奇癖があるのです。それにも関わらず、彼女は探偵であるブランに「頼むよワトソンくん!」扱いされてしまう。地獄! お好きでしょ? どこか抜けている名探偵と嘘をつくと嘔吐する助手(犯人)! 以上プレゼン終わり! 僕は傑作だと思ったので見てほしいですね。

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