雪／1026hPa／体調：そこそこ
おもったよりもスリザリン。
読んだ、観た。
君の地球が平らになりますように
地獄みたいな恋愛小説集。全部恋愛が辛い話なんですよ。大好きな人が陰謀論にハマったのでワンチャン付き合えるかも、結婚してくれない彼氏とマッチングアプリ、地下アイドルの恋愛、そしてホストを巡るライバルとなる妹と生き別れの姉。こんなに恋愛が嫌になる話ばかりよく書くね、斜線堂先生……。『大団円の前に死ぬ』が一番読んでて楽しかったです、ホストクラブで出てくる数字の桁の異常さがインフレパワーバトルだし、そこには戦いを楽しんでるサイヤ人の恋愛があるから……。
本好きの下剋上
最序盤のターニングポイント。ここで「もう元の流れには戻れなくなってる」んですよね。エーファ母さんの不理解と、理解は出来ていなくてもマインに付き合えるルッツの対比が繰り返されるわけなのですが、じゃあなんで「ルッツはマインの大切なものを尊重できるのか」ですね。これは性格よりも「ルッツはマインを大切にする動機があって、なおかつマインが物語を書く意義や意味をちゃんとルッツに説明していた」のが大きそうだなと思いました。それは理解できなくても、尊重する理由にはなるから。母さんにはそれをやっていないの、家族への甘えって気がしますね。
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