2019/07/09

曇り/1009hPa/体調:よい

曇りで体感気温がきつくなかったからか、気温の上下に寄る影響を昨日などより受けなかった印象。で、今日は休みだったので、開き直ってじっくり休むことにしました。弱っていた体力が戻ってくる感じ。風邪で思ったよりも自分が弱っていたんだなと思い知らされる。

観た。

『響け!ユーフォニアム2』を寝つけなくて変なスイッチはいってしまったのか、全部一気に観てしまった。

『響け!ユーフォニアム2』8話。「久美子もあれやりたい」のともよ様演技素晴らしい。特別な女の子になるっていう麗奈のあれが、久美子のスタートでもあるとたった一言で表現されてしまった。完全に姉とあすか先輩を被せてくるシナリオ構造で、これは予想できるものなんだけど、予想以上の圧で攻めてくるのね。「そんなこと、ないでしょう」以降の後半展開はぐるぐるするすごいやり口で見入ってしまった。ここに来てOPが生きてくるのいいね……。
『響け!ユーフォニアム2』9話。自覚なしに爆弾を積み上げる女、久美子。あすか先輩よりも滝先生のほうが人間っぽくないな……? 「黄前ちゃんはホント、ユーフォっぽいね」からの流れで思わず涙ぐんだ。でもそんな久美子が出したい音があすか先輩の音なんだよな。結局あすか先輩は口では説明をしただけで本心を最低限しかに喋ってなくて、最終的になにで表現したって言うと、この演奏なのね。
『響け!ユーフォニアム2』10話。このあたり、姉との関係性で思い出すことが吹奏楽のことだけになってるんですよね。あすか先輩への台詞も全体的に……だし。久美子、人間性が下がってもいいから音楽を選ぶやつだよね。二期前半の傍観者としての人格、捨てたのでは? あすか先輩の台詞があるから、これは脚本の意図だよね……? 描写されている吹奏楽部員で一番人間やめちゃっているのが久美子なのでは?
『響け!ユーフォニアム2』11話。塩対応。「また性格悪いって言われるかもだけど……」いや、久美子それ怖いよ! 滝先生も橋本先生もその話をしちゃうんだ? と思う。脳を前エピソードの久美子に持っていかれていたので、今この話するをちょっと戸惑う自分がいた。
『響け!ユーフォニアム2』12話。コンクール。誕生日プレゼントはずっと財布に入れておくものじゃないと思うぞ。手のひらに文字を書いて飲み込むのかわいい。「実は今日、家のおねえちゃんもきてるんです」からのやり取り、自分でも意外なくらいな泣いてしまった……。久美子が走り出すのを笑って見送るの、よかった。そういう細かい表情に手を抜かないアニメですよね。
『響け!ユーフォニアム2』13話。主演女優賞をこの作品で取ったらしい、主演黒沢ともよの表現力が素晴らしかった。抜け殻みたいな表情を後押しする涙。決意がにじみ出る鼻声。走る息遣い。歯切れ良いとは言えない返事を返す呼吸。演奏パートも良く出来ていて、今までとの音の違いを自然と楽しんで観てしまいました。こいつら卒業式でもふつうに練習するんだ……まあ久美子たちだしなあ。

描かれているのは主に低音パート、つまり主人公である久美子の周辺と言う作品なのですが、登場人物たちの表情や音楽による「具体的に描かれなかっただけで、この子達にも別のドラマが存在するのだ」と伝えてくる力が強かったのが印象的です。そうした厚みが作品全体に独特のトーンを与えていたように思えました。細部に神様が宿っている系ですよね。時間が取れるときにまた繰り返してみたい話です。映画2作にも期待してしまうなー。
久美子三年生編と銘打たれているシリーズ最終章どういう形でやるんだろう。TVシリーズだと嬉しいんだけど難しいかな。

『宇宙人ポール』ひっさしぶりに観ました。政府から逃げ出してきて故郷に帰ろうとしているグレイ型宇宙人を、コミコン帰りのオタク二人が拾ってしまって旅するコメディロードムービー。いつもの二人組だよ。ちょっとまとまりが悪い部分もあるんですが、全体的にどういう層に観て笑ってほしいのかが明確なので、その層に該当する人間としては見やすい映画です。まあ『ショーン・オブ・ザ・デッド』の方が好きだけど好きくらいが本音。

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