2020/01/12

霧/1010hPa/体調:悪くない感じ

昔に比べてインターネットおもしろヒューマンになるハードル、上がっているか下がっているかで言えばたぶん上がっているんですよね。既出をがいしゅつって読んじゃうだけで伝承に残れたなんて、今ではちょっと信じられない。そもそも当時とインターネットやっている人の母数がぜんぜん違うので、相当なインパクトがあっても万人に知られるレベルにはなれないのよね。

みたいな事を、インターネットおもしろヒューマンあふれる自分のTL見て、外出先で10分くらい笑い続けてしまって苦しんでいる時に思った。お腹痛い。

読んだ。

『異世界レビュアーズ』序盤。食わず嫌いはダメだと思って触れてみたんですが、ダメだった。明確に筋は面白いし、思考実験はすごいと思う。でもまあ……そもそも「風俗店レビュー」というものがだめだったり全然興味がない人が読んだり見たり作品ではないんじゃないかしら。当然なんだけど。TLに「異種族を当たり前のものと受け入れる寛容の話」「誰も傷つかない話」みたいな言説が回ってきて興味を持ったんですけど、残念ながらそういう話ではないと思う。誰も傷つけない寛容の話は、たとえこのテーマであっても、ブスって言わないし、セクシャルハラスメントしないでしょ。友達とも話し合ったんだけど、多様性の話ではあると思う。

同作者による『平穏世代の韋駄天達』は全部読んでみたけど水が合いました。ただしかなりいいところで3年半更新が止まっている。現在は『小林さんちのメイドラゴン』のクール教信者さんによって商業連載があるみたいなので、そっちでそのうち続きが読めるかも。これの韋駄天の発生原理、体質なんかの話も良く出来ていて、こういう考察して出てきたパーツで話を組み立てていく思考実験そのものが得意な作者さんなんでしょうね。

僕の嗜好だと「こういう理由でものすごく暴力的な事をする作品」は全然平気なんだけど「完全に平和な空間で広げられる風俗店レビュー」はまるでダメなのな。別に倫理的な作品であるかどうかはほとんど関係なくて、なにを生理的に気持ち悪いと思うのかって話だと思う。

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