曇りのち雪/1014hPa/体調:中途覚醒1回
寒い。寒いおかげで体は動くんですが、気候の変化でどこかに不具合がでそう。そう思っていたら雪が降ってきたので、明日の調子を全力で警戒するモード。
観た。
『ケムリクサ』5~11話観ましての雑感。
話は完全にアフターホロコーストの基本「住むことが可能な楽園をめざして旅をする」なんですよね。
たつき監督の作劇の癖はいくらかあって、それが特徴めいてる。
回想シーンなどを用いずに進行するというのが特徴だと言う話を読みましたがこれも良し悪しですよね(特徴だし意図的だと思うのは同感です)。回想シーンはなにせわかりやすいというメリットがあるから用いられ続けている手法なわけで、排せば冗長さが目立つシーンが出てきたりはしちゃう。個人的には正解の開示が後回しになりすぎているのがストレスを感じるところでもありますので、これで成立させるのは凄いと思うけど、ここが好きとは言わないな。
好きなのは、明確に「世界観と登場人物の謎がほぼイコール」なところですね。情報そのものの出し方は密度高いと言うか、極めて迅速だと感じます。最初の水の話、全員の特技がわかる戦闘、わかばとの手早い比較などは本当に良かった。キャラが動くと世界に興味が出てくる。かばんちゃんの特徴をどんどん出して行く流れと被るんですよね。あれもキャラと世界観の謎がニアリイコールなので。
僕はそれほどわかばに感情移入しなかったのですが、これはわかばが「我々の知っている普通の人間」とだいぶ乖離していたので、ずっと疑うような気持ちで視聴していたせいじゃないかしら。りんが一番感情移入しやすいキャラ立てだったように思えました。11話の引きは……まあみんなわりとこうだと思うんですが、りりに関する話と赤のケムリクサに関する話で、だいぶ情報が出ているので、わりと落ち着いています。
まあ日記であまり長く話してもあれなのでこのへんで。
『キャプテン・マーベル』観ました。かなり満足度が高いです。ピンで成立する範囲のヒーロー物としては設定がややこしい部類であろうから、序盤がちょっと長く思えたかな。フューリーと合流したあたりからどんどん面白くなる印象でした。キャプテン・マーベルとしては違和感があるという感想も見かけたのですが、僕はそのへんがあまりわからないので、ストレートにヒーロー物として面白いという意見のほうが共感できます。
特徴として感じたのは「倒れても立ち上がったからこそのヒーローである」と言う描き方。挫折や敗北、誤ちから立ち直れる人間こそヒーローの資格を持っているみたいな流れはマーベル映画の定番だと思っているのですけれども、1990年台頃の女性という性別の扱いそのものが敗北の過去の一因となっているのですよね。
強さも弱さもきちんと演出できていたのが、後半の「圧倒的に強いキャプテン・マーベルへの説得力」になっている感じ。しかしパワーソースがわかった瞬間こみあげてきた変な笑いよ。
『ケムリクサ』12話。
たぶん人よりだいぶモヤモヤしてる。からの
EDラストの左側…光の反対側見て……
— 溝ロカ丸 (@marumizog) March 27, 2019
これに気がついてほぼ納得する流れ。ただたつき監督と僕の死生観は違う(これはけもフレのときに気がついていた)ので、感情に決着はつかない。
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