2021/12/09

晴れ/1030hPa/体調:良い方

買い物と映画に行ってきたのでだいたい映画の話。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

なんにでもこういう表現を使うのは悪いことなんですけど、ラブコメだった……。だいたいエディとヴェノムがキャッキャしている話なんですよ。正確に言うと、この二人は恋愛をしておらず、異性愛男性人格同士の濃密な交流ものなんで、ジャンルとしてはたぶんブロマンスなんですよ。男性同士が深い友情と依存関係で結ばれ、相手のためになると思って奉仕を行い、しかし衝突し、その後再び深い友情で手を取り合う。と言う話の構造。
少なくてもヴィランのカーネイジの存在よりも、ヴェノムとの人間関係の方がエディにとっては強い危機として描かれているのは間違いない。
相変わらず登場人物たちの好感度が高いと言うのは作品の特徴と言っていいと思います。アンとダンは人格者すぎるくらいだし、チェンさんなんかもかなり善良。ヴェノムくんはなんだか興奮してたくさん喋っちゃうタイプの中学生みたいな性格で、根本的には善良ですし……あんなに最初ヴィランって宣伝された映画の主人公が、人食いの怪物である事以外こんなに善良なキャラって事、あるんだ……と言う気持ちが継続している。たいていのアマゾンよりも善良ですし、現状だと仮面ライダーリバイスのバイスよりも人格的には善良だと思いますよ、ヴェノム。

観た。

『映像研に手を出すな』10話。


かなり突っ込んだ話がきたなと思いました。
金森氏のマネタイズのもたらす効果として「映像研は未熟差や幼さを、作品の質に影響させる事がない」があげられるんですよね。金取ってるから作るし、金があるから作れる。しかしこの問題は「未熟であり幼くもあり、自己の責任能力には限界があると社会から定義されている高校生の範疇」を越えているのではないかと言われると、かなり否定しづらいと思われます。大雑把に言って「この行為によって映像研は退路を絶たれている」わけですし。
そのために責任を持つのが本来顧問の先生なのに、その存在は忘れられ、金森氏が全部受け答えしているのは『教育に悪い』のではないか、金森氏のマネタイズを含む映像研全体の監修・指導を行なうのが大人の責任であり、彼らはそれを放棄しているし、放棄し続けたいので映像研の活動を制限したいとも言えます。しかし「ただの教員が、映像研の能力を把握管理出来るわけもない、そんな仕事を負わせるのは教員としての職務の限界を越えている」わけで……。となる。

ちなみに映像研の一番「チート」、現状だと音なんですよね。なんだかんだ言って「優れた高校生」なら映像研の三人のスキルは手に入れていても年齢的にありえるとなるんですが、あんなに恵まれた音源を有しているチームは絶対にありえないから。

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