2021/03/23

曇り/1021hPa/体調:よい。

低気圧の爆弾が通過したからか体調がよくなってきました。
詰め物とれた場所をようやく歯医者にちゃんと確認してもらったんですが「なんか凄い力かかって緩んだ危険がある。君は顎関節症やってるし、無意識に凄い力んでいるのでは? 気をつけてくれ」と言う話でした。心当たりはたくさんある。

「そもそもこの歯に埋めものしている理由は虫歯ではなく、君が顎関節症になった時に、エナメル質が弾け飛んでしまったからだからね」……はい、ごめんなさい……。

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第一章

『スパイ』×『スチームパンク』×『女子高生』と言う事になっているアニメ作品プリプリ。見ると「女子高生だけど女子高生要素はないのでは? ヒロインはスパイとして他の職業している場面の方が印象的」とか「スチームパンクと言う事になっているけど19世紀末ヴィクトリア朝ロンドンがモチーフと言うだけで、別に蒸気機関は発達している世界観ではないのでは? 時々思い出したように歯車出てくるけど」みたいなツッコミどころがあるアニメなんですけど、無茶苦茶面白いんですよね。

「19世紀末。重力を操作する鉱石であるケイバーライト(元ネタはウェルズの『月世界最初の人間』ですね)を軍事転用に成功したイギリスがローマ以来の覇権国家となったものの、ローマよろしく東西に分裂。ロンドンも分裂」
「王国と共和国にわかれたロンドン、共和国のスパイ・アンジェ。王国の第四王位継承者プリンセスは彼女に『私を女王にしてくれるなら』を条件に、共和国のスパイに加担すると宣言する」みたいに粗筋をむっちゃ素直に説明した方がたぶん想定視聴者層に届いた作品だと思うんですよね。

さて。劇場版の話をします。
話はTV版終了後。『共和国のスパイ狩り』。その手が王室内にまで及ぶ状況で、アンジュとプリンセスを擁するスパイチーム『チーム白鳩』のメンバーたちは二重スパイの可能性がある人物に接触、内定を"コントロール"に依頼される。相手である『ビショップ』は、王室に仕える身分ある人物であり、もちろんプリンセスとも旧知の仲である。卓越したスパイである『ビショップ』、王国内務卿ノルマンディー公の暗躍……。

と言う感じのストーリーで、ガルパン最終章ほどじゃないけど「つ、続いた! 当たり前だ尺が足りない!」となる終わり方。完全に二期でしょ。ガルパンほど制作が難しい(ガルパンは戦車要素がどう考えても大変と言う話です)作品でないのに劇場版でやるの「きっちりいいものを作りたい」気概を感じますね。

スクリーンで動く白鳩のメンツはかわいいし、アクションもばっちり。もちろん「イケオジと美少女がイケオジに監視されながらチェスをやるシーンがずっと続く」みたいな「こ、この演出でひっぱるの、プリプリだーーー!」みたいな絵面も満載。
ヴィクトリア朝ファッションも主人公たちはもちろん、モブから背景までバッチリ。なんなら「新聞にアイロンをかけるのが仕事の青年」みたいなキャラの服の質感までばっちり。こういう方面がバッチリと聞いて気になる人は急いで見てきて欲しいんですけど、秋田は上映が遅かったのでもう終わっている地方たくさんあるんですよね……。

個人的には「アニメ版第一話を見て気に入ったら完走するのをお勧め、劇場版もその足で見て欲しい」作品です。Netflixかdアニメかバンダイチャンネルでどうぞ。

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