2022/03/05

雨/1009hPa/体調:ちょっとだるい

母の誕生日だったので、映画館行くついでにプレゼントにちょっと買い物だけしてきました。

グッバイ、ドン・グリーズ!

この映画でしか摂取できない栄養は存在する映画であることは間違いないと思う。

『よりもい』で一大ムーブメントを巻き起こしたいしづかあつこ監督の新作映画です。予告が全然当てにならない(というのも、ネタバレを避けると全然説明が出来ない映画だからです!!)タイプの作品なので、下手に僕の感想など読むよりは冒頭15分映像を見てしまってそれから行くかどうかを判断するのが良さそうだと思いました。


感想を書こうと試みて気がつく「俺はこの映画ものすごく好きなのかもしれんな……!? あれこれあわんかったり欠点は思いついてるのに……?!」と言う気持ちがたぶんこの映画の全てなんですよ。マジにそういうタイプの魅力がある。

重要なところだと思うんで言及すると、この映画「主役3人以外ほぼ出番なし」なんですよ。まずここで好み分かれるでしょ。んで本編はというと「基本的な筋書きは和製スタンド・バイ・ミー」です。少年ではある。青年と呼ばれることもあるだろう高校生によるスタンド・バイ・ミー。それぞれに内省的な人格を持ち、しかし、世界の広さをいつまでも知らずにいることは許されないと悟った子供たちによるスタンド・バイ・ミーです。あとは見てくれとしか……。なんて判断材料のない!

個人的には「バランスの悪い映画」であるとかなり思いました。バランスの悪さを補ってあまりある良さも確実にあるんですが。映画の尺が足りてない感じがするし、分析的に見る余裕がない話の密度だったし、これは希釈しないと大変なことになるので『よりもい』は脚本やシリーズ構成もすごく仕事したんだなとか、それにしてもこのセリフまわしとモノローグ溢れ出る作家性はマジに監督由来で薄める気がないんだなとか、公式からスピンオフ小説出てるみたいなんだけどスピンオフで描かれるのはどこの部分なのか教えてくれよとか、もう色々。

観た。

『ウルトラマンZ』12話。


これ一番面白くなかったあたりとぜんぜん違うテーマの作品になってない?! もう「人間と怪獣は同じ世界の住人だけど共存できないのに、怪獣の命を知ってしまったウルトラマン、ウルトラマンZ」の話に完全にシフトしたじゃん! 1話だけで克服する流れになっちゃったかと思ったら、完全にPTSDになってるじゃん! ステキ!
人類が怪獣を害していないかと言えば全くそんな事はなかったことが判明しちゃっているのが容赦ないし、Zがすごく何気なく殺してきた怪獣の中にジャミラ含まれてるし真っ先に回想で描写されるの最悪すぎるでしょ。あいつ本編では一切明らかにならないけどやっぱりきっと元人間なんでしょ知ってる! 逆にこの話が終わったらなにやるんだ? と言うくらいにはちゃんとしてるんですけど、そこはジャグラーさんが担う仕事なんでしょうね。

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