2022/08/07

雨/1009hPa/体調:そこそこ

さすがに数日ほとんど寝込んですごしたので、多少はよくなってきた。今、自分が寝込んでいる日数と、『本好きの下剋上』内で病弱な主人公マインが寝込んでいる日数が変わんないんで「あ、これ世間的には、僕の調子だと『そうとうに体が悪い』とりっぱに認識されてしまう程度の体質なんだな……」と今更に理解が及んできた。

そもそも、僕が頻繁にする程度の下痢の調子でも「そんなにお腹痛いなら仕事休んだら?」と健康な人に真顔で心配されたりするし、うつを考えなくても僕はだいぶ体が弱いんだな……。

デパキュアのレギュラーキャラクターとしてプリキュアでもないのに戦闘に参加する希少な男性たくみくん、普段はちょっとだけツンデレなんですけど、ツンデレしてないととにかく「優しく、社交力があり、料理上手、スポーツもでき、他人のために命がけで行動できる」やつなんで手がつけられない……こいつ、まともすぎるとなる。

ところで演者の内田雄馬さん、姉の内田真礼さんより先にプリキュアの戦闘にも参加するレギュラーになった事になるんですね。

観た。

『コーダあいのうた』

サントラいい映画。本編はいいけど、実は期待値ほど好きではなかった。元はフランス映画で、これはリメイク版にあたるとの事だから、お国柄なんかもあるかも。

家族全員が聴覚障害者で、唯一健常者である主人公ルビーに優れた歌唱の才能がある……と言う状況を扱ったドラマ映画です。なんかコメディってタグがあちこちでついているけど、正直コメディと言う感じはあんまりない。普通に主人公ルビーの環境がけっこう追い詰められてるわけだし。

ルビーは幼い頃から普通の音声の会話と手話、両方をこなすバイリンガルで、それゆえに家族に常に通訳として同行する、家業は漁で、現在は漁に漁獲制限が入り大きな問題となっているため通訳の機会が多い、特技として発見された『歌』に関して家族はそれを聞くことすら出来ない。これ、よっぽど工夫しないと「コメディ」にはならんでしょ。

たぶんコメディに分類されている要素は家族がけっこう口が悪い(F言葉が多い)のを通訳する場面が多い、両親兄ともに性に対してオープンで夕食中に出会いアプリで盛り上がっていたりする(こういう話多いのフランス映画成分だったのか?)……みたいな要素があるんですが、序盤でルビーがそれを嫌がっているので、コメディ要素に感じなかったんですよね。ルビーはむしろ潔癖気味で、ボーイフレンドともキスシーンがあって二人で湖に飛びこむバーチャルセックス(適当に口走った言葉なんですけど、意味的にはかなり正しいのではないか、これ)はしてたんですけど直接的な描写はなかった。たぶん「してなくてもおかしくない」と言う意味がある表現だと思う。

この辺の好みの問題で引っかかりはあれど、全体としては不足はなくよくまとまったドラマ映画にはなっていて、セクハラが消えた終盤は観ていてけっこう楽しかった。でも、実際問題、家族の漁業問題解決せずに終わっちゃってるのはけっこう「心配になるんだけど……」となってしまう。もやもやする。

障害者がアクティブで性的にオープンである描写が好評というレビューがあるんですが、その結果として起きている現象は娘への性的なハラスメントであるわけなので、印象が全然よくないんですよ。どういう境遇の人間でも自分の家族に性的なハラスメントしてて印象がいいわけないじゃないですか。正直、専門の福祉が必要な場所を家族の絆で処理しすぎなんですよ。

そこはもっと声出してほしい。

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