2022/01/30

曇り/1015hPa/体調:悪い

かなり体調が悪くて午前中ぐったりしていたんですが、プリキュアの最終回がめちゃんこよくて感動してしまったので立ち上がりました。

「あとまわしの魔女」を踏まえて、ローラはあとまわしにすることなく、ちゃんと即座に女王への最短ルートを走り抜けることを選択。そのうえで無計画だったわけではなく、ちゃんと「このまま生きればまなつたちと再会できる、そのための生き方」を選んでいるところが強い。惚れてしまう。勝つべくして勝ったヒロイン。

楽しく、越えられるはずのない壁を越えてくるのが印象深いです。最終回で戦わない話をする意味を考えてしまった。

読んだ。

田島木綿子『海獣学者、クジラを解剖する』


ちょうどこの本を読み始める時にテレビで著者の方を見かけまして、本文でも扱われている「シロナガスクジラの幼体からプラスチック片が発見された話」をしていたので、そういう方向の本なのかしらと思っていたらそうでもなかったです。基本的には解剖の最前線で活躍するような人は「動物が好きすぎる人」なので、やっぱりそういう人の書く内容ですね。
ストランディング(海獣類の漂着)周りや解剖の話題、イルカやクジラの話題、その他海獣類の話題、海獣の保護の問題などに広く触れていて、中学生向けくらいの良書だなと想いました。解剖の道具まわりは先日のキリン周りと近い話も多かったですね。

分類などの話は僕も調べたことがあるような話題が多かったのですが、現場の話はさすがに新鮮で、驚くような話が多かったです。北海道羅臼でシャチは、たしかに寒すぎて物理的に死んでしまう。あとPCBが肺炎の形跡のある個体からよく検出されるのは本当に聞いたことがなかったので、かなり驚きました。
かなり読み応えがあるので、生物系に興味がある人にはひろくオススメ出来る本だと思います。読みやすいし、いい本。

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