2023/06/18

晴れ/1007hPa/体調:そこそこ

お風呂の黒ずみまで取ったのでけっこう活動できたのではないか。明日の労働の都合で早く寝ます。

観た。

『きさらぎ駅』

きさらぎ駅

へ、変な映画!!!!! モキュメンタリー風に丁寧にやるきさらぎ駅と、きさらぎ駅RTAみたいな映画をセットにした変な映画。すごく都市伝説っぽさがあったのでコンセプトとしては正解だと思う。モキュメンタリー風と言ったけどたぶんこれは間違いで、本当はFPS画面なんじゃないかな。だからゲーム風の話とマッチしている構造なんだと思う。かなりチラズアートさんのホラーゲームっぽいと思う。

『水星の魔女』22話

水星の魔女

その初代のオマージュ、スレッタが主人公であると言う意思表示なのはわかるけど、やる必要あった?! 変な展開になってびっくりしちゃった。変な演出……。みたいなところが個人的には引っかかるんですけど、ほぼ満点ではないでしょうか。キャリバーンとスレッタの、苦しみながらも超スペックを発揮して暴れるのはかなり好みの絵だったのでなにもかも許せているのはあります。俺たちの、俺たちのガンナーズ・ブルーム。あとミオリネのふくらはぎで感情表現するところ、京アニっぽい描写だと思った。得るものがなくても進むしかない、僕はけっこう悲しい答えでもあると思う(子供が言うのだから肯定的に見られるけど、大人が子供にこういう事を言うのはやだなと思ってるよ)。個人的に一番胸を打たれた言葉は何かって言うと「また作るわよ」なんですよね。ミオリネがそれを選んでくれてありがとうと思う。

ここまでちゃんと人殺しや戦争を忌避する概念として描いていてくれて、その事に対する感謝がある。開き直っての「戦争だ」をしないでくれてありがとう。人を殺すことを仕方ないとしないでくれてありがとう。だから己のすべてだったものと決着をつけるスレッタも、自分のトラウマ、家族、ガンダム全部と戦うグエル先輩もなんとかしてくれるだろう。これはそういう話なのだ……。

『U149』10話

子どもたちだって、自分たちの手で、自分の道を切り開けるし、大人はそれを助ける責任があると言う話なので、実質アイドルマスターブルーアーカイブ。橘さん、悩みなら何でも聞くから、我々を頼ってくれ……。

凄いノイズになった喫煙室のシーンについて、大まかにだが個人的な憎悪を抜いてのお気持ちも書いておく。嘘。憎悪にも少し触れる。

明らかに喫煙室は大人と不良の記号で、子どもたちがその世界に足を踏み入れる演出がとても気に入らなかった。正直喫煙室であんな態度を取っている大人なんてこの世から消えてくれとずっと昔から思っている。もっともその大人たちが、むしろ子供に引っ張られるのが演出の本筋なのでしょう。だからその後の会議のシーンでは水しか飲まない。直接的ですよね。みんな『ドレミファクトリー』の歌詞に恥ずかしくない人生を送りたいよね。

今回について言えば「子供を傷つける道具」としての記号がタバコの仕事なっています(アルコールもそっちの方の道具としてこの作品は描いているよね)。それは……どうなんだ? どう捉えるべきなんだ? 作り手はこれをどう考えているのかが、ちょっと喫煙室のシーンについてツイートしていた声優さんのツイート見てからフェアな視点ではわかんなくなってしまった(私はそういう社会がダメで、ずっと苦しみの中にいる……)。

そもそも今作はハラスメントからの解放をカタルシスとして使わなくても良い作品ではないか? その事で一度も愉快になってなくて、それがこの作品とても辛い。

タバコは現代においてはまだアイコンとして機能してしまう。だからこれの扱いについては創作においてはけっこう難しいのは間違いないと思う。思うところは多い。僕だってあれこれやっててタバコを演出に使う時はある。しかし個人的にはこの作品でああいう描写をしてほしくない気持ちはかなり強いです。

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