2025/04/26

曇り/体調:そこそこ

実家ぐらしの皆様、ストレス性の暴食をしてしまった日に限って、夕食ボリュームがあるものだった日、ありますよね。今日がそうです。

読んだ、観た。

『パディントン』

何度見ても「完璧な映画」にもっとも近い映画のひとつだ。面白くないシーンが一つもないコメディ映画。子供たちがパディントンを受け入れたあとの笑顔だけでなにもかも全部好きになってしまう。パパが変化した理由が優しさみたいな事をあっさりと表現するのがうますぎる。
ファミリームービーなので、ファミリーカーに乗ってクライマックス戦闘を行う。自然史博物館のシーン、最高にイギリス人がイメージする悪のイギリス人なんだろうな……と思う。
映像的な演出がなによりも素晴らしく、この映像を見て、パディントンを好きにならないはずがない。と言う気持ちにさせられる。この映画が史上最大のヒット作ではないので、この世界は間違っている。

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』9巻
俺の妹がこんなに可愛いわけがない

番外編というか語り手が主人公である京介ではなく、ヒロインたち、周辺の少女となった巻。そうなるとヒロインたち視点での京介が描かれるんですけど、「どれだけ自分が被害を受けようとも、繰り返し繰り返し好意(人間としての尊敬しているとか平然と言い出すところね)を示してきて、問題が起きれば体を張ってでも守ってくれる」ので京介が異常にかっこいい男に見えてくるのは、あるよ。自分のために誰よりも努力してくれる人のことはよく見えるものだから……やられたほうが「愛じゃないならこれはなに?」となるのもわかる!!僕が藤田ことねルートやってるときの気持ちと同じものがここにあるもの。

この話、ブルースカイでしたら「ルフィだったらそんなこと言われないのに」って言われたんだけど、俺妹はエロゲーを下敷きとしたヤングアダルト小説という異能の小説形態の作品でONE PIECEとはジャンルが違うんですよ!!!! エロゲーでは行為によって好感度が変化することが作中何度も言及されるている。これは作中世界も基本同じ構造を取るという事を示している(ONE PIECEで言えば悪魔の実の能力説明みたいなノリで、エロゲーの好感度システムの話をする小説なんですよ!!)……みたいな事を本気でしている作品なので、ルフィと比較されても困る!!!! 物語を素直に読み取る限りは「京介の行いが、彼への周囲からの愛情へと繋がっている」となるし、意図的にそういうふうに描かれていると思う。これはヤングアダルト小説(青少年の感情の揺らぎジャンル)としての側面もあると思う。

もちろん現実では好意と愛情が結びついているとは限らず、また俺妹作中でも「好意などなくても京介は親切心だけであんなことができてしまう」のが繰り返し繰り返し表現されている。そして好意などなくてもできる人物だから、京介は好かれるのもかなり明確に描かれている。エロゲーだとプレイヤーが好感度を上げようと選択肢を選ぶわけだが、そのプロセスは小説である俺妹には存在しない。だからエロゲーにすごくよく似ていて、なんなら本当にルート分岐した結末まで出版されているのに、俺妹はエロゲーではありえない……みたいなところまで、伏見つかさ先生は考えてやってると思う。

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』10巻
俺の妹がこんなに可愛いわけがない

ついに親に妹との関係を疑われて、一人暮らしをさせられる兄。と言うけっこう強烈なシチュエーション。この展開があるって言う噂は昔聞いたことがあって(リアタイで強烈なあらすじとして話題になったのをかすかに記憶している)、「じゃあそれらしくラブラブしてたのかな……」と思ってたんですけど、それほどでもなかった(ほんとか?)な……。っていうか、妹のために彼女と別れる兄という本当に気持ち悪い話を親が知らない所でこの展開起きるんだ。本筋としてはヒロインを全員顔合わせさせ、誰が敵なのかを明確にする、あやせとのフラグを整理している。解決シーンの京介の好感度がかなり高い。

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』11巻
俺の妹がこんなに可愛いわけがない

かなり問題意識(自己言及)の強い巻。俺妹世界では事実として好感度システムが実装されているのですが、ゲーム起動前、1巻以前の京介はモテてなかったのかよ? と言う疑問に切りこんでいる。中学生時代の京介のオリジンを描いているので、『俺妹オリジン』と表現していい巻ではないか。とすると今思えば6巻や8巻は『俺妹ライジング』だな……。
また言語化される、麻奈美と桐乃の対立はシリーズの最重要シーンの一つ。麻奈美に取っては、京介が「普通の高校生」であるのが一番都合がいいし、桐乃にとっては「シスコンの異常者」であるのが一番都合がいいからね。桐乃と京介がふつうの兄妹になる、仲直りすると言うのは、つまり「周囲によって二人のフラグをへし折られる」と言う意味である……というのが、はっきりと明示される。そう、妹×エロゲー小説というジャンル上、これはフラグと表現しておくべきなんでしょうね。

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