2022/05/03

曇り/1018hPa/体調:疲れ気味

CoC7版を友達の子供を含めて遊ぶ機会があり、少し印象的だったり思ったりした事があるので軽くメモを。

CoC初心者が絶対にしたいことと言えば間違いなく「正気度判定を振りたい、失敗して悲鳴を上げてみたい」であるはずなので「複数回正気度判定を行う事ができるシナリオ」としてシナリオを作成する方針とした。

そうすると繰り返し正気度判定を行う事に意味をつけたいと思い、フラグとして「正気度判定を行った回数をカウントし、それが一定の数に達した場合、探索者は事件の真相にかかわる白昼夢を見る」と言うギミックを用意した。

また一時的狂気を起こすには5点以上の正気度を失う必要もある。この危険性もシナリオに組み込むほうがよいと思い、最大で1d4+1の正気度を失うイベントがあると良いと思い「人間の死体を目撃する」と言うルールブックの例にも書かれている場面を繰り返す危険があるシチュエーションを用いるものとした。

そこでクローズドサークルで神話的殺人鬼の影に怯えながら、クローズドサークルの状況を解決するのに必要な魔術的な儀式を行うのをゲーム上の目標と設定する事とした。この儀式の発動には探索者のマジックポイントを必要とし、失敗を繰り返せばそれによって探索者は意識を失う危険もある。これらもCoCを遊んでいると言う気持ちがあがるだろう。あとはもちろん、この魔術儀式の発動の時には「いあいあ」など神話的ワードを叫ぶ必要があればそれも盛り上がったりするだろうから、そうした用意もしておくことにした。

これらの狙いは成立し、CoC初心者であるPLたちには大いに歓迎を受けた。

一方で「こうした仕掛けとは別に、感覚の違いを感じた」のはシナリオ中使われるであろう技能に対する意識差である。PLが重視している傾向を感じた技能は4つあった。〈近接戦闘(格闘)〉〈心理学〉〈聞き耳〉〈目星〉である。〈目星〉〈近接戦闘〉は正直わかる。
しかし〈心理学〉でNPCの隠し事を探ろうとする〈聞き耳〉で感知をしながら少しずつ進行するなどはどうにも少し違和感を感じる運用である。とくに〈心理学〉でそうした運用をするのはプッシュのはずだ。PL側がKPを疑う必要のあるタイプのシナリオやリプレイ動画が多くあり、そうした行為が必要とされる傾向があるのかもしれない。

CoC7版はたくさんの技能を取るのがけっして簡単ではないゲームなので、もしPLが「必要」だと思いこむ要素が多ければ不利に働く時もある。KPはキャラメイクの相談においてそこを考慮し、方針を伝える事も必要であるかもしれない。ビルド方針を事前に明確にする意味でハンドアウトや職業の配布などは有効であると感じた。

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