2022/09/07

晴れ/1018hPa/体調:まあそこそこ

なんか昨日は食欲もなかったんですけどその反動でめっちゃくちゃ朝からお腹空いて、仕事の始めギリギリまで仮眠して仕事して家のことやったら割と元気になりました。

昨日の強風で庭が少し壊れてしまったので、軽い大工仕事とかしたのも気分転換にはなったかも。僕は体を動かすのは好きではないが、ノコギリや釘打ちは割りと好きなんだよ……。

読んだ、観た。

伊坂幸太郎『クジラアタマの王様』

製菓会社の広報である岸は、新商品であるマシュマロに異物が混入したとのクレームを皮切りに、様々トラブルに見舞われる。岸と夢で出会ったと訴える政治家、人気ダンスグループのメンバーとの交流、落雷、トラとクマ、やがて岸は『夢で繋がる』仲間とともに、巨大な敵と剣を交える運命に……と言うのがあらすじになります……。なに言ってるんだと言う気分になるあらすじ、さすが伊坂幸太郎。

まあ最後の敵ってなにかって言うと、ネタバレしちゃうんですけどパンデミックなんですよ。で、発売が2019年で「現実よりちょっと前」の話だからそれでけっこう話題になっちゃったんですよね。なんでなんとなく読んでなかった。このタイミングで出版されているの、かなりの「運命力」としか言いようがないし、それをつかむのも伊坂幸太郎の才能と言う気はしちゃいますね。どんな意味不明のあらすじの小説を書いても、「作者が伊坂幸太郎だから面白いでしょ」で人に勧められるという点に関してオンリーワン伊坂幸太郎。

結果として「確かに小説の通り、人間は愚かだったよ」となる部分もあるし「現実にはもっと人類はすごいもの作ったんだけど」みたいなリアリティを損なってしまった部分もあるしで「読んでいて少し複雑な気持ち」になりやすい小説ってところありますね。現実は面倒である。

面白いのは「夢の世界での戦いの結果が、現実でのトラブルの結果に対応している」のを信じながらも、「だからといって現実での努力を怠るような事は誰もしなかった」って話の作りになっているところですね。だから「夢で勝ったから勝ったのか、現実で努力したから解決したのか」我々には判断出来ない。むしろ現実こそが夢を勝たせたとも取れるけれども、その根拠は全然ないし。僕は「黄金の精神」の小説だと思う。だからこそこんな変な話なのに普遍的なエンタテインメント性を全然失ってないのではと感じた。

『シャドーハウス2ndSeason』9話。

シャドーハウス

シャドーハウスで夜間戦闘すると、顔が見えないと言うアニメとしてのハンデが強まるのではないか疑惑を持っていたんですけど、マリーローズの表情がうかがえない事によってむしろ「強者の雰囲気」が強まってかなりいい具合になってましたね。魅力的な絵でした。このキャラクター設定でちゃんと「絵がいい」のは完全に制作の勝利だと思う。

しかしマリーローズ様が異常に戦いなれてるのなんなんだろうと言う感じ。もしかして星つきレベルのキャラクター、日常的に能力バトルして力を磨いていたりするのか? スス能力に覚醒した人だけでレッスンするの、そのあたりの駆け引きを学ぶのはケイト様周りの描写みるにあるはずだし、そのうちクリストファーからジョンへの個人授業『パワー比べだ!!!!』でロードローラーやったりするのか? 実際にお出しされたらどうしよう。

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