2019/08/25

曇り時々晴れ/1010hPa/体調:そこそこ

ジオウ。これはまさかの平成は終わらないのでは?

読んだ。

土屋健『古生物食堂』。全体的に手堅い印象がある出来のいい本。コンセプトが「ふつうに古生物がいる現代」なのが面白くて、結果としてあちこちに「三葉虫と言えば、スーパーでも売っている身近な古生物食材」などのパワーワードがある。僕は古生物を自分で採ってくるアプローチは全然考えていなかったので、その周りすごく面白かったです。エラスモサウルス、お前、そんな漁の方法があったんだ? みたいな。読み応えはたっぷり。僕は満足したのでこれ参考にもっとがんばります……。

藤のよう『せんせいのお人形』110〜120話。物語の方向としては「考えて、答えを出す」と言うのが決定路線だからゆっくり読める感じ。標本を写生するのかわいい。112話はこの話を一佐にするんだ? と言う感想。ちょっと印象が変わる。113話、来るべきものが来た感じ。117話は序盤からこの展開がないはずないと思ってたので、ついにここに踏み込んだなと言う感想。119話。展開としては予想できる流れなんですが、今までこういう描写がなかった漫画でやられるとドキッとするな……!

総合して第二部の一部がちょっと方向性がわかりにくくなったものの「教育」「考える」と言うのをメインテーマにした漫画として面白かったです。我々日本人は自分たちが自覚しているよりも教養があるのが一般的なことなんで、実はこの作品の「気づきの感覚」はちょっとわかりにくいんですよね。第1話のご飯をキレイに食べるのとか、教養の本質だなと僕は思ってます。感謝をする事の意味を知っているかどうか、人生が明らかに変わりますよもの。第一部は基本的にスミカが自分の人生を入手する話で、第二部がなにが欲しいのかを選択する(つまり昭明さんを欲するのが正しいのかどうかを)話だったのかなと思います。

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