2021/02/12

晴れ/1028hPa/体調:あんま良くなかった

単純に気圧・気温変化にやられていたと言うよりは、昨夜異様に不眠がひどくてあんまり寝てなかったので、それで悪かったと言う感じ。ずっと本を読んだり仮眠をとって生き延びた。

読んだ。

汀こるもの『レベル94少女から最後の挨拶』


す、好き放題書きやがって!!!!!!! と言う気持ちがこみ上げる一冊でした。れべきゅー完結編となるそうです。まだまだ続きが制作できる設定と舞台ではあるんですけど、この本が出来た経緯を考えるとまあ、仕方ないかな。実際、初恋編の方は「出屋敷市子と言う少女の、少女時代の終わり」と言う側面があると感じましたし。
「子供のワガママに大人がうっかり感動したり、影響されて走り回る話」なんで読んでて心地がいいです。愛は祈りだ。僕は祈る。大雅さんなんてまともな大人に教育されて普通の情操を得る機会がなかったから、36歳で子持ちでも子供枠だと思ってますよ。年齢重ねたり仕事した程度で、子供が勝手に大人になるなんて思うなと思ってる。

僕の性嫌悪、思春期の少年少女がぐちゃぐちゃになるのが好き、「13歳の自分は身長140cmすらないショタで、電車に乗れば痴漢が寄ってくるような顔をしていたし身長相応の精神年齢だったのに、数学のテストは暗算で解けてしまう」「急にきた成長期、1年で身長が10cm伸びる状況でぐちゃぐちゃのホルモン分泌、精神へももちろん大きな影響があってまともではない子供として中学時代を駆け抜ける羽目になった」みたいなところにも理由はあるだろうので、水があうんですよね。れべきゅー。社会的には僕はもちろん大人だけど子供側に擦り寄りたくなる。

こるものさんの芸風、難解な知識をオタクライズした現代語に翻訳した上でガリガリ自分の設定盛り込んで筋道通ったサイキックバトルするの、マジに超絶技巧で書かれているところなので、かなり読み込まないと把握しきれなかったりするんですよね。そもそも文字数多いよ! ミステリだと脳内での整理がもっと追いつくんだけど、れべきゅーは把握できないジャンルの話題も出てくるから時々脳がしんどくなる。とは言え、雀闇落ち編、過去最大の情報量では?(そもそもこの本、同人誌なのにありえないほど分厚いでしょ)

雀闇落ち編は「ヤリたい放題」と言う感じ。汀こるもの流タイムパラドックスゴーストライターじゃん! 集英社はたぶんタゴパラのために怒ってはくれない! 僕ヤバリアタイしている溝越さん完全に解釈一致。デザイナーズノートを読むと話の筋だけではなく市川に対して狂っている方のオタクなので「待ってあの話終わった後に市川に狂ってるの、ちょっと……その……」と思ったら義経がその事をちゃんとツッコミしてくれた。しまった予習としてナウシカの歌舞伎見ておくんだったとも思ったんですが、秋田ではむっちゃ小さな小屋で8千円とかでコスパが悪い、日程もあわないでどうしようもなかった……。と言うかこるもの先生、人間の愚かさや天狗たちの摂取するコンテンツ、TL参考にしすぎじゃないですか? 途中からTLのアイコンが脳内にポップアップして騒ぎ出しましたよ。これ渋谷の地形や由来を調べてあると思うんですけどと思ったらちゃんと参考文献もあった。

初恋編は今まで出ていた情報を再整理・別の視点を与えてくるタイプのエピソード。レベル99から読み返したくなるタイプの設定開示。僕、代理母ももっと儀式的に選ばれていたと思いこんでいて、この人物像が出てきた時ちょっと慄いてしまった。生殖に対するスタンスについては僕も人のことを言えないやつなのでなんとも。性嫌悪、現代日本で男性やっていたらわりと普通に陥ると思うんですよね。そもそも僕は自分の肌を人前で露出させることにかなりの嫌悪があるので、だいぶ日常で不便する。

コメント

タイトルとURLをコピーしました