2021/03/14

曇り/1012hPa/体調:よい

ホワイトデーなのでそれを口実に友人にチョコレートを配ってきました。

秋田はもう丸一ヶ月くらい感染者が出ていないので、完全に平和な日常が戻っている土地になっているつもりがたぶんあって、時々危機感を覚えたりしますね。結局しばらくは「物理的に対策をする以外に対策はない」ので。

この辺、口にしたくはない気もするんですけど、たまに口にしておかないと自分も緩んじゃいそうなんですよね。バランス感覚を保つというのは結構難しい。

少なくても、外出後手洗いうがいをきっちりするのは習慣になったし、そういう自分を維持するべきなのだと思おう。

エヴァ解釈の続きです
正直僕がずっとエヴァの話をしているのがウザい人もたくさんいると思うんですけど、まあ、わざわざ綴じ込みでしてるので許して……。もうTwitterではあんまりやらんので。
と言うかそろそろこの綴じ込み部分は全部消して整理して単独記事にした方が良いですかね。

ケンスケの仕事に「電気工事」などが含まれているという情報の価値はけっこう高いです。いや作劇の上ではあんまり意味はないんですけど。これはつまり「電気にけっこう依存している」と言う事で、これは庵野秀明が「人類は文明と暮らすもの」と言う価値観を持っている事とやはり無縁ではないはずなんですよね。それはシン・エヴァのエピローグとも接続されているであろう文脈です。
そもそも第3村がコア化していないと言う状態自体が封印柱によって維持されているものであります。
これは『もののけ姫』あたりで言われていた事なんですが、今の日本人が「自然」と聞いてイメージする光景は「電気の通った田舎町の田園風景」であり「それはすでに自然を切り開き、文明が通っている景色」であるみたいな話があるんですよね。第3村は「結局は文明に寄って守られている世界でしかない」と意図して描かれているはず。

加持リョウジ(父の方)が「ニアサードインパクトを止めるために犠牲になっている」と言う情報はエヴァンゲリオンの中ではかなり異質。これは加持リョウジのポジションの違いと言うよりも、惣流・アスカ・ラングレーではなく式波・アスカ・ラングレーがいる世界だからこその「ズレ」なんじゃないかと思います。たぶん「アスカと加持リョウジが親しくなる」はダメなんですよ。旧劇においてアスカのアンチATフィールドですし(これを考慮すると破は惣流アスカには生まれない人間関係の物語になってしまうのでダメージを受けてしまった……)

そして問題の加持リョウジ(息子)………………正直、なんのためにいるキャラなのか悩みませんか? 僕も戸惑ったんですよ……。あんま出番ないですし……。でも彼が存在する事、彼が碇シンジの手を握り対等な関係性を築く流れはたぶん作劇上必要なんですよね…………当然だけど彼の存在によって「世代」の更新が行われている。

それに……その……

この解釈「あってた」のか……? やっぱり大人の側だったんじゃんと言う気持ちに劇場で襲われたので……そういう事にさせて欲しいやダメやっぱなしか?

シン・エヴァを前提とすると「あなたはもうエヴァーにもう乗らなくていい」の意味が切り替わるわけなんですけど(前言を撤回したわけではなく、そこには複数の意味があったのはQの段階でわかっていたわけですが「シンジの心情とか自分の復讐を優先するのではない」理由は『大人としての責任』を持つようになったからと言う文脈だし、シンジを殺せないのも同じ年の子供を持つ親だからみたいなところあるんだとは思う、そもそも葛城ミサトに碇シンジを殺せるわけがないのは大前提としてだけど)

でも僕はエヴァを「子供が大人になる話」と結論づけたくはないんだ! そんなのエヴァンゲリオンが好きな子供だった自分が可哀想になるじゃないか! 僕はそんなの嫌だ!
あの日友達が自分よりも早く旧劇の霊圧から脱出して買い物を始めた横で「ぽかーん」とし続けていた自分を辛いやつにしたくないんですよ。

それに冷静になると「親」と「大人」はぜんぜん違う立場で(現状僕はそういうつもりで生きているので)、庵野秀明もたぶんそうだから、葛城ミサトを純粋に「大人」にしている気がしなくないですか! 「親にとって子は」とか言い出す側じゃないでしょ庵野秀明! こんなところに発狂するなんて自分で思ってなかった。

だから一週間前の自分! お前はたぶんやっぱ解釈違いだ……!

少なくても葛城ミサトは碇シンジと対等な関係になりたかったんじゃないかな……その鍵となるのが加持リョウジだと思う。そういう事にする。たぶん葛城ミサトについて語る場面でまたこの話を蒸し返す……。

そろそろミッドポイントをすぎたあたりの話を始められると思います。

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