2020/04/16

快晴/1024hPa/体調:まあよい

なんか午前中ちょっと調子悪かったんですけど、だんだん調子の上がる日でした。今もわりと気分がいい。

ユーフォ読み返しててちらちら思ったんですけど、武田綾乃さん「初心者の成長のさせ方」もうまいんですね。

序盤は登場人物パワーバランスの都合上、1年時点ではずっとBの葉月くらいしか明確な初心者がいなかったりもするんですけど、2年生編、3年生編では演奏技術に劣る人間がいかに成長するのかは大きなテーマになっている。完全に主題になっているのが六華高校ですね。成長の仕方がワンパターンではないし、周囲の人間はどんなタイミングで補助輪を外すべきか、自分たちはどうあるべきか、どの程度まで直接的な指導をするべきかなどを悩む。その一方で登場人物のほとんどはやっぱり「高校生」でしかない。だからこそ北宇治では指導者がきっちりとビジョンを持って指導することが必要なものとして描かれている。それ故の滝先生(とくに序盤)と言うキャラクターであるのだなあ。

進むにつれて教師と生徒は対等ではない。生徒たちはなんだかんだほぼ対等。と言うのも見えてくる。その上で三年生編では指導者としての滝先生自身の迷いや揺らぎを感じさせながらも、それを直接的には描かずに、久美子の成長を通して解決していく物語なのも面白いんですよね。どこまでを生徒に求めるのかもまた、作品世界における問題だったのだと気がつかせる。今にして思えば久美子を二年生編で初心者指導の立場に立たせるのも、この文脈の意図なんでしょうね。

観た。

『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』15話。あ、思ってたよりも好きな話が始まった(わりと不安だったので驚いてます)。序盤の展開で示唆されていた要素の回収から入る流れ。新機体が出てきての流れなので、圧倒する流れの戦闘シーンになるかな? とも思ったんですが、ちょっとテクニカルに演出する所に「らしさ」がありますね。こう言うのを見失わないのは好印象。13話で開示された事実で、ビルドダイバーズからは他の登場人物の情報がまるで違って見えているのを、ちょこちょこカザマを通して見せるのも丁寧。これからに期待が持てて楽しかったです。

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