2022/02/23

雪/1020hPa/体調:そこそこ回復

ポケモンアルセウス

なんかやたら強い真のラスボスアルセウスを倒して当面の作業は終わった気がします。
アルセウス戦、リズムゲーなんで努力すれば勝てるんですがけっこうきつかったです。でもウインディよりマシだったかも。

(ちなみにネットではマルマイン最強って言われているみたいなんですけど、マルマインには全然苦戦しなかったので、僕の場合「極端に忙しくリカバーが面倒くさい相手」「癖になっている位置よけが封じられる戦闘」が苦手なんだなと思いました)

図鑑タスクは大量に残っているんでやりこもうと思えばここからまだまだ遊べるんですが、そこまでの余裕はないかな。とは言えフィールドの探索そのものが楽しいゲームなので、もうちょっと楽しみたい気も。ポケモン500匹くらい増えたり、大量の色違いを追加したりできません? コレクションゲーム要素を上げてほしい。

読んだ、観た。

ホリー・ジャクリン『自由研究には向かない殺人』


イギリスでは児童文学賞であるカーネギー賞候補にノミネートされたミステリ小説です。
主人公ビップが高校最後の自由研究として「自分の街、この学校で起きた殺人事件、アンディ・ベル殺害の真相を追う。班員はアンディ・ベルのボーイフレンド、サル・シンとされているが、それはないと思うからだ」と言うとんでもない課題に取り組む話。

路線としてはけっこうちゃんとしたアリバイ整理などをする路線のサスペンス系。グラマースクールの生徒間で起きた失踪・自殺事件を扱っており、あまり児童向けと言う雰囲気はありません。しかし確かに「読者児童に対する強い善性への訴え」をものすごく感じるストーリーの作りなんです。
ストーリー開始時点での明確な犠牲者にして、中核となる「自殺したサル・シン」と言う人物の掘り下げがそれを為している。彼はインド系でその事により差別を受けた描写があるだけで、他の彼に対する周囲の印象があまりにもいいんですよ。少ない記述で「読者はビップと同様に、サル・シンが犯人ではない」と信じて読み進めることが出来る。そういう作りになっている。そういうラインの作り、倫理観の立て方と構築が「現代において中高生が読むべき図書」として評価されたのだと考えていいと思う。今更僕が称賛するまでもない名声ある作品だけど、本当に良い読み味なんですよ。

あとミステリとしての面白みに「今どきの高校生がスマホやパソコンをきちんと駆使している」点が挙げられます。わからない言葉はGoogleで検索するしGoogle Mapの経路はアリバイの参考にできる、資料もWordで書くだけではなくマインドマップなどを利用して整理している。こう言う概念図の作りは現代的なだけではなく、読者に対する視覚的な働きかけの強化になってすごく良いと思った。

『明日ちゃんのセーラー服』7話


そんなにフェチ回ではない。でも指の書き込みがかなりフェチ。ギターファンの少女がギター演奏を身につける小エピソードとしてかなりまとまっていて、ルームメイト同士の関係性が重視されていたのがかなり良かったです。小さい社会になってしまっている中学校の教室と寮の間合いはもっと描いてほしい。ので、冒頭の「振り向くタイミングがぜんぜん違う」とかいい場面だなと思います。あの温度感の違いとかをドラマで少しでも描くのを続けると、蓄積になる。

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