2020/01/29

雨/1003hPa/体調:微妙

やっぱり不整脈の疑いがあって心電図行きっぽいですね。今日は低気圧の影響が強くてちょっとつらい。油断するとちょっと気持ち悪くなる。

新型コロナウィルス周り、僕のTLですら「それ真偽微妙じゃない?」と言うツイートが流れてくるので、人によってはデマばかり回ってきて地獄の様相なんだろうと思います。
冗談抜きに「政府やメディアの発表以外は、当事者にや専門家のツイートでも、原則無視する」くらいで良いんじゃないかしらん。例え専門家のものでも、憶測がこれだけあると、真偽の判断つかないでしょ。対応する側の技術開発も前代未聞のスピードで、そこにどんな技術が費やされたのか全然わかんないみたいな様子になってますからね。僕もうかつな事はなにも言えない。

読んだ、観た。

伴名練『なめらかな世界と、その敵』。傑作SF短編集。どれも面白かった。最近の気分にあったのは「シンギュラリティ・ソヴィエト」かな。最初苦手な作風かもと思った「ホーリーアイアンメイデン」が面白かったので、全体の印象がよくなったところもあるかも。最後に収録されていた「ひかりより速く、ゆるやかに」がかなり刺さりました。この短編はもうちょっと早く読みたかった気もしますね。
SFの中でも細かい理屈の構築は行わないタイプの作品群だなと感じたのですが、読み応えがある。これがどこからきているのかと言えばデティールだと思うんですよね。描かれている人物が何者なのか、我々が読んでいる景色がどんな場所なのか、それが自然と浮かんでくる筆だと思います。浮かんでくる映像の質が「彩り豊かなアニメ映画」っぽいんですよね。比較として新海誠作品の色鮮やかさを上げている人を見かけたのですが、それもわかる。小説なんだけどそのくらいパンチのある絵になってる。
素直に読んでいてワクワクしてくるんですよね。「どこか覚えのあるようなSFを、覚えのない情景に書き上げる」んですね(TLで「パスティーシュ作家」と言う意見も見て頷きましたね)。似た読み応えの作品がどっかであった気がするなあってさんざん悩んで浮かんだのが、作中にも名前が出てくる『ある日、爆弾が落ちてきて』でした。

『ID:INVADED』4話。いきなり剛速球投げてくるなあ。そして最悪のニュース映像だ……(実際にこんなもの流れたら、僕はたぶんテレビ消すぞ)。祝10万再生の倫理感のなさ。作画リソースを節約してる。この無軌道な衝動感、デビュー直後の舞城王太郎生きてたんだってなりますね。製作者側が別に倫理感崩壊しているわけではなく、世界の中は治安がナチュラルに無茶苦茶悪い。このままの世界観だと舞城王太郎案件なのでドラッグ決めたヤンキーの群れが虐殺されそうな気がするな……。

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