2023/10/28

雨/1012hPa/体調:そこそこ

体調はましになってきたんですけど、うつ傾向はまだ結構あるな。我ながら一度調子を崩すと長引くの本当につらい。

読んだ、観た。

『長ぐつをはいた猫と9つの命』

長ぐつをはいた猫と9つの命

ショーテル二刀流の狼!! なんか異様にヴィランが存在感ある映画で予想よりも全然面白かった。基本的にスーパー西洋童話大戦やる映画なんだけど、日本には馴染みがない作品が多いために全然知らない特有の味になってる。リトルジャック・ホーナーってマザーグースだと気がついてから急に世界観に理解が及び始めた。演出がきれいな映画よね。
ラストの決戦フィールドに全員集合するシーンむっちゃ絵が豪華。
作った人猫好きよりは犬好きなんじゃない疑惑ありますね。
これウルフの声日本語吹き替えだと津田健次郎なの?! ずるい!

『淵の王』

「私は光の道を歩まねばならない」ド名作と言っていい。僕は「愛」についての小説だと思っているけど、世間的にはホラー小説と言われている様子。説明が面倒くさいのであらすじからAmazonから引用する。

中島さおりは“影”に憑依された幼児に襲いかかられる。堀江果歩のマンガには、描いた覚えがない黒髪の女が現れる。中村悟堂が移り住んだ西暁町の家の屋根裏部屋には、闇の穴が黒々と開いている。「俺は君を食べるし、今も食べてるよ」。真っ暗坊主――それはあなたの眼前にもきっと現れる。日常を浸食する魔、そして狂気。作家・舞城王太郎の集大成、恐ろしくて、切ない、傑作ホラー長篇。

本作は「各章の主人公」と「彼らにはまったくなんの干渉もできない、しかし主人公に寄り添いずっと見守っている語り手」がそれぞれ3人ずつ登場する。もしかすると、各章の語り手は他の章の主人公かもしれない(これに関しては直感でロジカルな説明を見つけていない)。
どういう小説と紹介していいのか正直全然わかんないんですよね。なのに読み応えで言えば今年トップ級なのは間違いない。あまりにもきれいな感情の小説。正体不明のホラー小説なのに、読み終わって心に残る事は、描かれた愛と勇気の美しさだけだ。

しかしさおり編で出てくる最高のフレーズ「私は光の道を歩まなければならない」があまりにも作家・舞城王太郎の自己紹介すぎる。この1フレーズだけでも永遠になってしまう。

『薬屋のひとりごと』1話

薬屋のひとりごと

最近のアニメ、1話目の冒頭が展開が早すぎるの多いな。後宮がメインなのね。「白粉は毒」あ、鉛中毒……ですね……。これ花町では常識だったからという文脈かな。やっぱりそうだった。なるほどこうして、知恵と正義感を捨てきれないから、トラブルに巻き込まれてはそれを解決する薬屋と言うスタイルを繰り返すのね。しかしこういうボソボソと喋る悠木碧あまりにもうまいな。

あと気がついたらうちの母親も観始めていて、ホント人気あるんだなと言う気持ちです。

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